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 不法侵入で取調べ中の男の指名により、男の取調べをする事になるマリコ。その男が40年前に殺害されたとされる活動家である事が判明。40年前の殺人事件の真相と現在のリベルタ共和国副大統領の暗殺事件阻止の双方に、科捜研の面々は挑むことになる――。

 今シーズン最終回の2時間SP。
 現在進行形の事件の阻止と過去の事件の真相究明という2軸展開なのですが、別々に描くのではなく、うまく現在と過去を絡めて描いています。この辺は脚本の妙というか本作のメイン脚本の一人でもある戸田山氏の脚本だなと思います。

 1話のゲストキャラだった民間科捜研の江藤が再登場して、1話ラストに残っていたわだかまりを解消していて、この辺は戸田山氏なりの今シーズンのテーマへの回答だったのだと思うのですが、今回の話の本筋ではないので尺も取れないせいかやや弱かったようです。ただ、私的には前回の話を観て「事件を引き継いだ側はどう思ってるんだろう」という思いがあったのでその辺が分かったのと、前回の事件がみんな不幸で終わりにならずに教訓になった人達も少なからずいた事が分かって、やや救われた気分です。(不幸になった度合いが圧倒的なのは変わりませんが……)

 話的には科学捜査云々の面が弱く感じ「別にこの話科捜研でなくても……」という感じなのと、ゲストキャラである朽木が演じている近藤正臣氏のうまさもあって、完全に主役の榊マリコを食っていて無双状態に感じましたが、シリーズ最終話としては普段と違った内容・展開で面白かったと思いました。

 そんな訳で、いつもとは違った感じの話もあり、蒲原の三角飛びからのフランケンシュタイナーという見せ技もあったり、真相解明シーンが最初夕方だったのが最後のほうは夜だったり、40年前の事件の真相が誰でも予見出来るモノだったりと、いつものツッコミ所もちゃんと残しつつ、楽しく観られる内容になっているという今シーズン最終回に相応しい出来だったと思っています。

おまけ
 思うのですが、そろそろ土門刑事の扱いを考えたほうが良いかと思います。後番の撮影と重なって出番が今シーズンも少なかったし、撮影が重ならないように番組編成を考えるなり、それなりに策を講じるべきかと……。


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「――最後の事件」(ただし、今シーズン)
この煽りはいつまで続けるのでしょうか。いい加減やめるか、ギャグとして続けるかなんですが、さすがにもう本気にする人はいないかと。
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導入部の惹きとなる、指紋がない謎の人物という件に出て来る、指紋採取用紙。
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警部会社のアクセスカード。
コレさえあれば、会社が警備してる場所にある警備システムを自由に出来るという、ザルどころじゃないセキュリティガバガバツール。
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警備会社の窓ガラスに使われていたエレクトリッククロミックウィンドウ。
電荷でガラスの透過率が変わる窓ガラスですが、私的には飛行機とかゲームのスプリンターセル・カオスセオリーでは大変お世話になっていたりします。
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今回の劇中に引用(+多少加筆)された星の王子様。
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輸送車襲撃&暗殺犯グループが使っていた、アジトの下足痕マップ。
今回は下足痕から話が展開する事が多かったです。
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自作パソコン作りで培った、亜美の専門分野能力が久々に火を吹くぜ。な、データ復元作業。いつもならダンスBGMと共にあっという間に終了ですが、今回は2時間SPで尺があるので、ハンダ付けとか細かい所まで描写して長めに時間を取っていました。
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今回のやめてあげてぇ〜案件。
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ホテルの図面やらセキュリティ関連のデータ。
図面は何となく、紙に書いてあるのをスキャンしてるっぽい。
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今回の防犯カメラ映像。
今回の話の収録は3月7日前後のようです。
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風丘先生の差し入れであるドーナツの入っている箱。
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――、その中身のドーナツ。





この空の果て
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TVサントラ
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2010-09-01