tranbo-001




 脚本家ダルトン・トランボの冷戦時のハリウッド追放から名誉回復までを描いた米製伝記映画。


 伝記小説の一部を映画化したモノで、大まかな時代背景などは冒頭で説明されますが、詳しい説明はされません。基本的には脚本家トランボの伝記なので、トランボに何が起きてどう行動したのかを描いています。なので、サブキャラ的な登場人物についての説明などもなく急にいなくなったりもします。主人公を含むブラックリストに載った人たちやその家族がどんな酷い目にあったかなども、かなり軽くマイルドな表現に抑えられています。なので、当時の情勢とか何があったのかを詳しく知りたい人には不向きな作りになっています。ある程度知識のある人向けの内容になっています。(まぁ詳細を気にしない人なら、普通に楽しめますが)

 
 そんなわけで、一個人の伝記映画としてみると、トランボという不屈の人物の魅力や、それ故に予期に付け悪しきにつけ、周囲を巻き込んでしまう性質もよく描かれていると思います。ただ尺の問題もあって家族や周囲の人の言動や感情面の描写が、やや薄い感じになっているのが私的には少し残念な点かと思います。中途半端にその手のエピソードを入れてたりするので、一切その辺は省いたほうが良かったかもという気もします。

 邦題のせいで何も知らないと、何か悪い事をした人の映画のような印象を受けると思いますが、逆境に屈しないで生きた実在の人を描いた伝記映画としては良く出来た良い映画かと思います。



tranbo-011
映画脚本家のダルトン・トランボ。
仕事を干されても、あれやこれやと手段を講じて映画脚本を発表し続けて、名作映画に影ながら参加。
tranbo-003
素直に答えても、答えなくてもムショ行き確定の公聴会に呼び出され、ムショ行きになる。出所後も仕事を干されるが――。
tranbo-004
コラムニストのヘッダー・ホッパー。
簡単に説明すると本作の敵役なんですが、ヘレン・ミレンは相変わらずきっちり敵役を演じていて凄いですな。
tranbo-005
映画のタイトルで名義を借りる脚本家と揉めるも、幼女先輩の一言で「ローマの休日」に決定。幼女先輩には逆らえないですよね。
この映画なんですが、特に意味もなく幼女先輩が出て来るシーンが多いです。
tranbo-006
仕事を干されて贅沢は言ってられなくなったので、アレな映画専門の会社に仕事を取りに行ったら、ガチな怖い人が社長だった。
tranbo-007
1本あたりのギャラが低いので、数をこなす事にしたものの、寝る間も惜しんで脚本を書くことになりお薬に頼る事に。
tranbo-002
風呂入りながら執筆中。
しかし本人の気付かぬうちに、家族との関りは最悪の方向に。
tranbo-008
幼女先輩が成長したらエル・ファニングに。
シーンが変わるごとに、デカくなっているような気が。
まぁ成長期なんで。
tranbo-009
「お前の映画会社干すぞ」と、ガチで怖い人がやっている映画会社を脅しに来たおじさん。
tranbo-010
案の定、ガチで怖い人に返り討ちにあう事に。
デスクの傍に先の辺りが赤黒いバットが置いてある時点で、ヤバいって気付けよ。
tranbo-012
オットー・プレミンジャー監督なので……。
あっという間に脚本を読むし、クリスマス休暇を無視して仕事も依頼しに来ます。
tranbo-014
スパルタカスの上映妨害工作に出るも、コレが大ウケして頼みの綱のブラックリストも意味をなさなくなって行く。
tranbo-015
スパルタカス試写会で、遂に自分の名前がクレジットされる事に。
tranbo-016
エンドロールは、トランボ氏の記録写真などで終わり。





トランボ ハリウッドに最も嫌われた男【Blu-ray】 [ ブライアン・クランストン ]
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男【Blu-ray】 [ ブライアン・クランストン ]
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 [Blu-ray]
ブライアン・クランストン
TCエンタテインメント
2017-05-10


トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
セオドア・シャピロ
Rambling RECORDS
2016-07-06