
今回はあいりの過去とそれを乗り越えて舞台に戻るまでと、タイトルにもなっている「ゲキドル」というグループ名が決まるまでを描いています。何となく第一部完結という感じに。急にエヴァンゲリオンみたいな台詞があったり、SF要素が一切なくなったりと、原作・シリーズ構成を握っている製作委員会からの要望と思わしき話になっていて、変に1・2話と違った感じになっていますが、これはこれで面白かったので良しという事で。
ただ、あっさり問題が解決してるのは、扱っている問題の重さや現実的な問題も含めて、どうかなと思う内容でした。(まぁそこがメインではないので、尺を取れないというのは十分わかってはいるのですが……)
また今回は1・2話と違い非常に見易いというか、今どこにいてどういう状態なのかが、意識しなくても分かる作りになっていました。特に気をてらったり目立つ見せ方ではないのですが、意外とこういう分かりやすい見せ方をしてくれるとストーリーに集中できるので、評価したい所です。
今回の一部のシーン(せりあがあいりのいる場所まで走ってくる件)は、前回の2話と対をなすシーンになっていたりします。知り合って数日の人のことが、あのドールとの会話の中で分かるものなのかという疑問はややありますが、見せ方としては今回の3話のほうが分かりやすくて良かったと思います。
というわけで、タイトル回収も終わって次回からは最後のメインキャラ「いずみ」も登場という事で、劇中の「分かります。いえ、分かりません」の台詞通りに先行きが見えてるようで全く見えないこのアニメの次回を待ちたい所です。
ぬいぐるみが増えています。
せりあが「ちゃん」付で呼んだ、あいりとドールかと思われます。
なお「まこちん」は「ちん」呼びなのでノーカンの模様。
黒歴史の産物を何故持ってるんだよとツッコミたい所ですが、話の都合というかこういう画を入れておかないと、全部台詞で説明になってしまうかと。
あと、最近のアニメには必須とも言われている、机に突っ伏す男子学生もちゃんと実装されています。
この辺を後悔してるのかと思ってたら、終盤ではしっかり集金かけてて「コイツ、何も後悔してねぇ」と思いました。
2話であいりは「みんなは、エアーって呼んでる」と言ってましたが、みんな「和春」と呼んでいて、なんだかなぁと思いました。(ちゃんとチェックして欲しいものです)
予想通り使わないときは、舞台に放置されてることが判明。
たぶん、ピキピキの笹子・ジェニファー・由香のファンなんかと。
あいりがAiTに移った事を知らないあたりに、にわか臭ぷんぷんでしたが、終盤あいりに豚調教されて完全にあいりの豚に。
なお、本作の舞台版ゲキステのほうを見ると、「どう見ても年上というか、年食ってるだろ」感が満載だったりします。
EDで「♫〜誰にも言えない、秘密共有して」と詩っているのは、この事だったのか。
金の匂いがするので、アイドルステージの合間にやる事に。
思わず「アリスインプロジェクトも、こんな感じで始まったのか」と思ったりおもわなかったり。
おちフルのマネージャー穂歩と同じ匂いがしますが、本作の制作とおちフルの原作が開始された時期がほぼ同じなので、ある意味時代的なシンクロとも言えます。
次回から 第2部 戦乙女闘宴(ヴァルキリー・オペラ)編ではなく(別のマンガの話です)、何か始まります、たぶん、いずみ編。