
あらすじ
前作の終わりで鏡が割れてしまった事により、あらゆる世界が不安定に繋がっている世界。
アトランティスの王女マグダは、全世界を支配するためチャーミング王子の持つ魔法の指輪を手に入れようとする。マグダの野望を阻むためアリスは、冷凍睡眠にあった白雪姫を覚醒させる。いばら姫・赤ずきんと共にグリムアベンジャーズを再結成し、世界を守るための時間を越えた戦いが始まる。
感想とか
グリム童話とアヴェンジャーズのダブル便乗映画の2作目。
前作同様に本作もアレな感じな作りなんですが、本作は色々と話が取っ散らかっているというか、うまく話の交通整理が出来ていないせいで、よく分からない話になっていたりします。
メインのキャスト陣は前作と同じなので、本作もどう見てもそうは見えないオバチャンたちが、何やらグダグダ言いながらドッタンバッタンするだけの映画になっています。話の作りが前作を観ている事が前提で作られていて、詳細まで知ろうとするとグリム童話と前作を観てないと分からないと思いますが、まぁこの手の映画なんで誰も詳細まで知りたいと思わないし、前作・本作共に雑な作りの話なんで本作だけ観ても大丈夫ではないかと思います。(実際、前作観てても内容覚えてる人がいるのかも怪しいし)
アクションやらCGは、この手の低予算映画なのでいつものアレな感じなのは言わずもがななんですが、本作はやたらと資料映像やら無料素材やら他作品からの流用映像が多いです。CGとかはほぼ流用と言っても良いかもしれません。
という訳で、いつものアレな感じな映画なんで、観たい人・観て楽しめる人だけ観て下さいという映画でした。

近所のオバチャンを束ねる、元ヤンのオバチャンではなく白雪姫。
前作同様に、おとぎ話の主人公とは思えない変顔を連発してくれます。

近所によくいる、いい年こいた若作りオバチャンではなくいばら姫。
前作同様に出番も活躍も少なめ。
オッパイ要員なため、やたらと前方斜め方向から撮られた画が多いです。

近所によくいるいつもハイテンションなオバチャンではなく赤ずきん。
こちらも前作同様の戦闘要員。
それ以外何もないというのが……。

近所によくいる、謎の未婚オバチャンではなくアリス。
本作の進行役兼引っ掻き回し役。
未来の世界では、気の抜けたバアチャンになってたりするのですが、別に変り映えしないというか、バアチャンのほうが違和感が無かったりします。

本作の悪役 女王マグダ。
悪役という事なんですが、ルンペルシュテルツキンに何回も騙されたり、「殺せ!」とすぐいう割には、最終的には見逃したりと意外といい娘ちゃんだったりします。

チャーミング王子。
魔法の指輪の継承者で、この人から魔法の指輪を送られた人は世界を支配できるという設定。
この人も女王マグダ同様に、騙されやすいお人よし。あと、話の都合でメンタルが強くなったり弱くなったりします。

ルンペルシュテルツキン。
前作同様に話のうらで暗躍する真の悪役的な役回り。
前作と同一人物というわけではなく、世界を混乱させる概念の総称のようです。
ただ、真の目的が自分がチャーミング王子と結婚しようとしてたというのは、全く読めませんでした。
