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 米国メジャー系のクライム・サスペンス映画。

 その日一日の裏社会で動いた金が一時的に集まる場所、ドロップバーのバーテンダーボブ。子犬を拾った事が縁で知り合った女性ナディアとの関わりの中で、暗い過去を抱えひっそりと暮らしていたボブの生活に光が差し始める。しかし、次第にボブは封印した過去を蘇らせなければならない事となる――。

 登場人物も少なく、舞台もかなり狭い範囲でのドラマが続く映画ですが、この映画についてはそれで良い作りになっていました。ドロップバーは何かヤバそうな事が起こりそうな終始ヒリヒリした雰囲気な作りになっていて、主人公とヒロインと子犬がいるシーンは明るい画になっていて、明暗を分けて描いています。そのため多くのシーンを必要としない作りになっています。

 派手なドンパチやアクションシーンはありませんが、追い詰められるような怖さが徐々に迫って来る怖さや、絶対的に逃れられない力に飲み込まれるような感じが全編通して見られます。ただ、そうだからと言って、全く救いがないという訳ではなく、主人公とヒロイン(そして子犬)との関係やラストは救いになっています。

 ストーリーや台詞などドラマ部分はかなり良い出来ですが、派手なドンパチはないので、そういうのが好きな人やエンタメ系の映画好きな人には向きません。ドラマ色が強い映画やストーリー重視で映画を観る人にはお勧めかと思います。


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主人公の仕事場であるドロップバー。
現在はチェチェン人の怖い人に、経営権を乗っ取られてる。
劇中の悪い事はほぼココで行われる事に。
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主人公のボブ。
普段は無口で気の良いバーテンダー。だけど死体処理とかを簡単にしたりと、色々とヤバい過去を持つ。
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過去に起こった殺人事件の犯人として、ボブを疑うトーレス刑事さん。(Zガンダムとかとは無関係)
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拾った子犬とペットショップへ。
ボブはマイクという名前にしようとしたが、犬らしくないと却下されて子犬の名前はロッコに。
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ヒロインのナディア。
名前はたけし師匠の「コマネチ!」で、日本ではお馴染みの体操選手ナディア・コマネチから取ったそうですが、体操とかはしません。
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主人公とナディアに付きまとうエリック。
やってもいない殺人をやったと吹聴してまわり、ムショ送りになったマジキチ。
その殺人の真犯人が目の前の人は知らずに、どんどん調子に乗っていくバカさ加減がたまりません。
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スーパーボウルの夜、ドロップバーに大金が集まる中、過去を明かすボブ。普段の穏やかな顔から、徐々にヤバい人の顔に変わって行きます。
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ボブの過去を知って、去って行くナディア。
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チェチェン人の怖い人たちのボス。
お金の集金にだけは厳しいオジサン。ボブは更に闇社会との関わりを強めていく事に。
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上着を取って来ると言うナディアを、待つボブでラスト。
ナディアの足音と少しだけ緩むボブの顔でフェードアウトで終わりという流れが良かった。




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