
あらすじ
カリフォルニアの外れにある田舎町キャリコリッジ。慢性的経営難の寂れた娯楽施設、アクションポイントを営む男 DC。資金難のため施設に金をかけられないなか、あの手この手の工夫で悪ガキたちの娯楽施設として人気を集めるようになるが、近所にある大型娯楽施設の工作で訴訟を起こされてしまう――。
感想とか
ジャッカスでお馴染みの、ジョニーノックスビル主演のコメディ映画。
センスの無い邦題は毎度の事なので、この際置いておくとして。この手の映画としては、ストーリーメインとなっていて、ジャッカス的なノリはやや抑えめになっています。そういう訳で、そういった体を張った痛いギャグや下品な笑いが好きな人には向かない内容となっています。
話的にはバカがバカをして許された時代の終焉と、バカなりの落としどころ決着の付け方を描きつつ、たとえ時がたち移り変わっても変わらない主人公の生き方を描いています。(あと、一般客用に家族問題をちょっと)米国のレーティングの問題もあって、こういう中途半端な感じになってしまうのは致し方ない所とは思うのですが、それならいっそのことジャッカス的な要素は無しで、撮ったほうが良かったのではという気もします。(それはそれで、ノックスビル主演の意味がないだろうという問題は出てきますが……)
ちょっと中途半端な感じな映画になっていますが、ジャッカスとかノックスビル主演とかその辺を気にせず、普通にこの手のコメディ映画として観る分には十分楽しめる映画だったと思います。

現在の主人公DC。
若い頃の不摂生がたたってか、足の指とかボロボロですが、未だに人を楽しませたいという面は健在。
この映画は、基本この爺さんの昔話という形になっています。

若い頃の主人公のDC。
アクションポイント運営に没頭するが、そのせいで離婚される事に。

主人公の娘ブギー。
表向きは主人公の所に遊びに来た事になっていますが、実は後見人委譲の書類にサインさせるため。
アクションポイント運営に没頭する父を嫌いながらも、何かに打ち込んでいる父も好きという複雑な役回り。

現在のブギー。
口うるさい所もあるけど、良いお母さんに。

主人公DCの孫娘ルーディ。足を骨折中。
なんで、骨折したかは不明。
爺ちゃんの昔話を聞いてくれる良い子。

従業員でもないのに、毎日やって来てはそこら中にケンカを売って行く通称キラー。
どこぞの精神病院から脱走した患者という噂。

地元の不動産屋ノブラック。
主人公と同級生らしいのですが、あの手この手でアクションポイントを潰しにかかります。
お金はあっても、人望はゼロどころかマイナスの人で、弁護士にも部下にも裏切られる。

アクションポイントで遊ぶ際の暗黙のお約束その1。
施設でどう遊ぼうが自由だけど、全て自己責任で。

アクションポイントで遊ぶ際の暗黙のお約束その2。
全て自己責任なんで、自分の中で消化して武勇伝とか笑い話のネタにしろ。

TVCMやら逆デモ活動で一気に有名に。

一番人気の飲食品は、白い粉を混入した綿菓子。
マンガ「包丁人 味平」に例えると、ブラックカレーの綿菓子版。

小さなお子様が楽しめる施設、キッズランドを作ってみたら地獄絵図に。

動物とふれあえる「ふれあい動物園」を作ったけど、いる動物が全部ヤバそうな動物でふれあうには、それなりの覚悟が必要な動物園に。

マスコットもちろんいますが、陽気に踊っているか子供に酷い目にあわされてるかの二択だったりします。なお、このマスコットはずっとこのまんまの格好で生活してる謎の存在だったりします。俗に言う「中の人などいない」というヤツのようです。

最終営業日。この一言を開始の合図に、最後の地獄絵図が始まる。
即行で、安全地帯に逃げようとしてるブギー。

ダチョウにライドするガキと、棒で叩きまくるガキ。

園内をうろつきまくる酒乱熊。(CGやメカでなく本物)

夜になっても地獄絵図は続く――。
妙にカッコイイ画面になっている爆破シーン。

地獄絵図の終焉後、壊滅したアクションポイント。

エンドロール中には、撮影シーンが挿入。
油断してると痛い目にあったり、ロクな事にならない撮影現場の模様。

ラストカットは、誰もいなくなって更地になったアクションポイントで黄昏る、本物のクマとマスコットのクマで終わり。
