
あらすじ
標的を事故に見せかけ暗殺する、アクシデントマンを生業にする男マイク。強盗犯に殺されたとされるかつての恋人が、実は自分の所属する暗殺請負会社の同僚たちによって殺されたと知ったマイクは、事件の真相を探るべく動き始める。しかしそれは、腕利きの暗殺者である同僚たちとの、戦いの始まりでもあった。
激しい戦いの末、マイクが辿り着いた真相とは――。
感想とか
みんな大好きスコット・アドキンス主演のアクション映画。というか、アドキン無双映画。本作ではアドキンちゃん自ら制作や脚本もやっているので、いつもより無双具合が高くなっています。ストーリーとか設定とかそっちのけで、5分ごとにアドキン無双が始まるいつものヤツですが、本作は少しだけストーリー性も持たせてあります。(あくまで、ちょっとだけ)
また、良いサブキャラを出すものの全く活かせず死んだり、特に話に絡まず終盤辺りに処分に困って即死するキャラなども、いつも通り登場。その意味ではお馴染みのいつものヤツという感じで安心して観られる映画ですが、その辺お馴染みでない人や普通のアクション映画をご所望な人にはお気に召さない玄人仕様の映画になっています。
アクション面は、さすがにそこがメインの映画なので観られますが、再三書いているようにアドキン無双なので、アドキンちゃんが無傷で無双しまくるだけの、メリハリに欠けるシーンの連続になっています。主人公が無双するのが面白い、という向きの人には最高の映画なんじゃないかと。
字幕・吹替えのどっちで鑑賞するかですが、こちらもいつものように吹替えを私的にはお勧めします。まぁアクション俳優なのでその辺期待すんなと言われればそうなんですが、本作は主人公の語り・独白がメインで話が進むので、いつもよりアレな感じになっている度合いが強いので、吹替えでその辺を緩和して観たほうが良いかと。
そんな訳で、私のようにアドキン映画はとりあえず観るという人にはお勧めですが、そうでない人でも無双系アクション映画が観たいな(アドキン映画なんで、蹴りばっかだけど)という時には、観てみるのを検討してみてはという感じの映画だと思います。

本作の無双主人公マイク。
元カノのお葬式に花を供えるも、元カノが環境活動家だったのを思い出して、この言い様。

主人公の同僚である 暗殺者 その1 クリフ。
暗殺というより、単なる殺人鬼。斧持って自宅に突撃というスタイルの人。
根は良い人なんですがね。

主人公の同僚である 暗殺者 その2 ピート。
愛称通りの毒殺専門。
アドキン映画によく出て来る、特に話に絡まず終盤突然死ぬ枠。


主人公の同僚である 暗殺者 その3 ジェーン。
ハニートラップキラーの人。
「お決まりの生い立ち」とか言ってますが、単にキルビルとカイトの丸パクだったり。

主人公の同僚である 暗殺者 その4 ミックとマック。
二人組の傭兵。派手に銃で殺す事もできるし、強盗に見せかけて暗殺する事も出来るという一番暗殺者らしい二人組。
アドキン無双ができなくなるので、銃の使用は控えめの方向で活躍。

主人公の同僚である 暗殺者 その5 フレッド。
直接的な暗殺業は休業中で、新しい暗殺方法を考案・試用する担当。
試用標的は電話帳で適当で決めるので、標的になった人はいい迷惑。

主人公の同僚である 暗殺者 その5 レイ。
同僚というか暗殺請負会社の元締め兼主人公に暗殺テクニックを仕込んだ師匠。

主人公の同僚である 暗殺者 その6 ミルトン。
暗殺依頼の仲介人兼経理係。
本作の事件の見えている黒幕。

元カノの今カレというか今カノの、チャーリーさん。
最初は主人公に冷たいですが、暗殺されそうになってからは一気に良い人に。
全身タトゥーの変なおばさんかと思ったら、意外と有能。

元カノが殺された犯行現場で、物凄い無理のある推理中。

無双映画なんで無傷は当たり前なんですが、何か問題でも?


本作にやたら出て来るワード「窓外投擲」(字幕では放出となっていますが、投擲が正しいかと)主人公が最初に習った暗殺術でもあります。

アドキンス印の絆創膏。終盤のキーアイテム


アドキンちゃんの男女平等パンチ&キックが炸裂中。
悪い奴は男女平等に容赦しません。



ラストはアドキンちゃんからの、ありがたいお言葉で〆。

EDロールより。メインキャストのクレジットはイラスト付き。
