あらすじ

　普通の小学4年生のみちるは、高次宇宙生命体と融合。滅んでしまった星の生命を復活させようとする謎の影少年の魔の手から、3人の高次宇宙生命体と共に地球を守る事になる。　

感想とか

　若手アニメーター育成事業である、「あにめたまご」の今年度の作品3作品のうちの1作。実務工程を体験させる訓練、現任訓練用に作られた作品。TVシリーズの1話あるいはパイロット版という体裁で作られています。

　習作に近いものに、デキに関して云々いうのもアレなので、その辺は言及しませんが、設定やらストーリーやらは、ちゃんと練れば面白くなりそうな気もします。ただ、どうせ習作だからと踏んでいるのか、設定などに変におかしかったりツッコミを入れたくなる要素が多々見られるのは、面白としてやっているのかどうか微妙な所です。

　私的にはこのままの設定でTVシリーズとして放送して欲しい（ただし、深夜に）所ですが、たぶんチェックの細かいTV局とかだと設定変更を要請されそうな気がします。子供向けにしても、今のデザインだとオモチャとして魅力が薄いし。

　あと、メジロがモンスターになる件は、気の弱い子だとトラウマになりそうなので、要変更になるかなと思った。

小4女子の本棚とは思えない本ばかりですが、話の都合なので気にしないで下さい。

寝ぼけてる最中に、高次宇宙生命体と融合。

まぁウルトラマンとかも本人の同意なしで融合してるんで。

特に本編ストーリーとは関係ない看護師の人。

キャラデザの人はショートカット好きな模様。

「お父さんが早くに亡くなって、お母さんお婆ちゃんとの3人」という主人公の家族構成を説明する件。

つまり、お父さんの生命保険でこの優雅なセレブ生活を送っている、という事ですねではない。

主人公の花咲みちる。

みっちゃん、みちみち（以下略）とか言われてはない模様。

幼稚園の時に福引で貰った、ライオンのカバン。

高次宇宙生命体のレオンと融合後は、何故か眉毛がはえる。

なお、フージョンしたり合体したりはしない模様。

近所のオジサンがくれたブリキのオモチャ。

盗聴器や盗撮カメラが仕込まれていたかは不明。

融合後は、ギャンのパチモンみたいなロボット　ロビーに。

なお、マントはガンバスターのバスターシールドみたいに使うのかは不明。

なんで、持っているのかは忘れたバランスの悪いヤジロベー。

融合後は、どう見ても悪者幹部クラスにしか見えない姿に。（ちなみに名前はバララン）

メジロを飼育して、主人公のみちるより優雅な生活をしてる、メジロ飼育の男（キャストクレジットによる）どうやら10年もののワインを飲んだり、キャビアを食ってる奴は悪者らしい。

本作の悪役　影少年。

ダイナミックコード風に言うと病院に難病で闘病中の少年の姿を、滅亡した惑星ノワールの意志がコピーしたモノ。

手の間の物体が高次宇宙生命体から奪ったエネルギーで、それを使ってノワールの生命体を復活させようという事らしいです。（子供向けにしては、ちょっと設定難しくないか？）

フリマで自作Ｔ−シャツを売る人。絶対売れない。

謎の書家爺さんと、前述の3つのオモチャをフリマで売りさばきに来た主人公。

もちろん、融合後にその件については一切言わない。（しっかりした小4ですな）

ここから先は、ヒッチコック監督の「鳥」みたいな展開が、延々続きます。

監督の人がやりたかったのかな。

画面では訂正されてますが、最後まで「工事中洗面台」で通すのは、昔のコメディ映画とかであるギャグを狙ったつもりなんですかね。

制作に参加した若手スタッフ的には、リーチしたんでしょうか？

参加声優さんは、コチラの方々。

若手育成事業作品なので、「若手原画」とか「中堅原画」といった、通常では見られないクレジットが。