otreci-002

 

乙女のレシピ

 

 

 たまには邦画でも観るかと、レンタル屋の邦画新作棚を覗いてみたら、何やらアレな感じなスメルを全開にしている本作を発見。手にしていた”アイアムヒーロー”を棚に戻して、「俺はこの赤いのを選ぶぜ」とカウンターに持って行きレンタルしてみました。(店員に「コチラ新作になりますが、よろしいですか?」と何故か聞かれたのは何故なんだぜ(他にも新作レンタルしたのに))

 

 こんなのあったのか?とか誰が見るんだ?とか、その存在自体ロケ地になった現地の人しか知らないという、よくあるご当地映画ってヤツです。そんな訳で真面目に観るだけ損な映画ですが、1時間無い映画なので夕飯食べながらのながら見で観賞。それでもアレな感じの映画でした。(まぁそれでも自分の地元制作のご当地映画に比べたら、まだ最後までちゃんと観れるだけマシなレベルですが)

 

 どこぞの高等学校にある料理部に所属する4人がメインの話。料理コンテストの前日の事、出品する料理のレシピも完成したものの、そのレシピが前年度優勝者でもある学食のおばさんチームと同じモノだった事が分かり、新しいレシピを考案するため四苦八苦する事になる――。(と見せかけて、最終的にはそんな事はどうでも良いというある一日を描いた映画)

 

 で、その間に都合よく色々な事があってという感じの話なんですが、色々起こり過ぎて、時間経過を全く考慮してなかったりします。思うに脚本が適当に思いついたことをガンガン盛り込んで、前後の繋がりとか尺とかは無視しまくって書いた感じです。観た感じ低予算なうえに、尺も1時間無いという短かさなら少ないエピソードを丹念に見せるのが普通なのですが、尺から考えると盛り過ぎと言わざる得ないエピソードが盛り込まれています。そのせいで、全体的に印象が薄い感じで観終わって数時間経つと、どんな話があったのか簡単に忘れてしまいます。

 

 テーマとか見せたいモノとかが、短時間にエピソードを盛り過ぎて希薄になったためなのか、最後はキャラにテーマっぽい事を台詞で全部言わせてしまっているのもアレなんですが、それが全然説得力もないし今までの話で描かれてないしで、取って付けた感満載になっているのもどうかなと。

 

 最終的にはコンテストとかはどうでも良いという内容で終わるのですが、この手の話の展開はそこまでの展開が相当練られているうえに面白いという前提があって成り立つモノで、その前提がないうえでコレをやられると観てる側としては、「はぁ?結果はどうなったんだよ」という感想しか出て来なくてなるという一番やってはいけない手法を取っていたりします。

 

 なお、出演されてる方々はエキストラの人も含めて、手を抜いてる感とかはなくてちゃんとしてたりしてるんで、その辺は褒めてあげたて良い点かと思います。(エキストラの学生とかは無償で出てたら、ちょっとカワイソウな感じも。最低限のギャラかギャラに該当するモノが出てれば良いのですが)

 

 そんな訳で、一部の好事家か自称上級者な人にしかお勧め出来ない映画となっています。たぶん自分も2度と観ないとは思うのですが、何故かこの手の映画に出てる人が後年良きに付け悪しきにつけ何か事を起こして、観ておいて良かったという事が多々あったりします。(そして、知人・友人に何でそんなモン観てんだお前は?とツッコまれるのまでが1セット)

 

 

otreci-001

コレがパケ画なんですが、上半分にアップで映ってる人が主役かと思いますが、下半分に映ってる4人が主役で、上半分に映ってる人は主人公の妹で映画中盤過ぎくらいに15分くらい出るだけだったりします。もちろん話を展開させる役割を担っているわけでもなく、何のために出て来たのか分からない存在だったりします。

こんなパケ画になったのかは、事務所の力関係なんでしょうかね?

otreci-003

主人公たちの所属する料理部の部室のある建物。外観はこんな古風な感じですが――、

otreci-004

中はこんな感じで普通の調理実習室みたいな部屋になっています。

実際こんな建物なのかもしれないけど、それなら外観にあった別の場所を探せば良いのに思うのですが……。

otreci-005

料理コンテストの副賞であるハワイ旅行を妄想中。

もちろんハワイでロケとかしてないのですが、物凄い風が吹いてる中撮っているのはどうにかならなかったのか。

それ以前にこのシーン自体いらないだろうと。

コンテストに出る目的がこの副賞目的だったのが、途中で優勝しないと廃部とかどんどん追加変更されるので、わざわざ外ロケしてまでこのシーン入れる必要性がないかと。

otreci-006

こんなのをワザワザ作る予算があるなら、もっと使うべき所が多々あるような気がするのですが……。

otreci-007

料理コンテストの告知ポスター。

otreci-008

何故かモノクロ時代劇シーンも。ロケ地に映画村みたいなのがあるので、折角だから撮っとくぜというデスクリムゾン的なシーン。

特にストーリー上必要なシーンでもなく、スパイスとしての面白シーンという訳でもない、はっきり言っていらないシーン。

otreci-010

なんやかんやと要らない横道やら、そこをメインに押せよというシーンを適当に終わらせたりしながら、出来上がった新レシピ。

otreci-011

で、これが更にアレンジを施した完成品。

otreci-012

風景だけを撮るのはうまいようです。

ですが、人を配置した画作りはうまくない感じに。

otreci-013

主人公が帰宅したシーン。

あんまり照明をあてずに、自然光で撮りたい人のようで。(予算が無いだけかも)

うまく光と影が出て撮れてる所もあるのですが、光が足らないシーンが多めで残念な事になってたり。