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 日曜プレミア枠のドラマスペシャルとして放送された刑事ドラマ。タイトルに「IR分析室」とか意味不明なワードが入っていますが、その辺は薄めというかほぼ無く普通に事件捜査するドラマだったりします。

 ドラマ冒頭、クルマが海にダイブするのですが、その次に前田亜季さんが何事もなく歩いていて、「さすが前田妹さん、何ともないぜ」という物凄く説得力のあるシーンから開始しその直後にオッサンが街中で射殺という土ワイ風味で、これは面白い(私的な趣向的に)と確信したのですが、案の定面白かったです。

 土ワイ風味で始まった本作ですが、土ワイお馴染みの安いフォントタイトルから、安いCGタイトルという進化も遂げており、今後はこの安いCGタイトルが主流になるようです。(なお、画面が青いというか緑っぽいというか、その辺は土ワイを引き継いでる模様)

 話のほうも既に死んでいる人の捜索という惹きからはじまり、2転3転どころからゴロゴロ転がりまくって、最終的には舞台はベトナムにまで移ったり、政界の大物にまで事件が及ぶという、2時間枠ドラマでどこまで転がるんだよというくらい転がりまくるのですが、意外と話の構成とかは破綻してないというか、勢いで破綻を気付かせないという離れ業を見せてくれました。

 ツッコミ所も多数あり、「コレは私ではありません」(どう見てもお前だろ!)や、「全部わたしのせいなんです」誰も否定しない(観てる私含む)というお笑いシーンも多数あり、そういう意味でも面白かったです。

 また、情報官の人が大福の粉を口に付けたままで主人公と話すシーンで、実際に大福を大量に食って口元に付けたというのを、情報官役の小林涼子さんがツィートされてたのですが、それはただ単に美味しい大福を食べたかっただけなのでは……と、放送後の裏話にまでツッコミ所があるという面白展開がありました。

 さて、そんなツッコミ所満載・面白要素満載の本作ですが、この枠のドラマとしてはちゃんと作られていて、主役を含む分析室のメンバーから1課の刑事や警察上層部までキャラがちゃんと描かれており、2時間の枠にも関わらずかなりの数のキャラが印象に残るように作られており、かつその辺を話にうまく絡ませており(しかも話が破綻してないうえに、土ワイ名物の人情要素もちゃんとあるという)良く出来ていたと思います。(俳優陣がそれぞれのロールをちゃんと演じられる人だったのも、功を奏していたかと)
 
 毎週ある2時間ミステリー枠がなくなり不定期でのミステリー枠になったので、ちょっと残念に思っていたのですが、このクオリティのモノが出て来るのなら不定期でも良いかなと思っていたりします。