kasou-S17-12-008


 風丘教授の元同僚である元 大学講師が遺体で発見される。病死と見られたが、マリコは遺体の手の傷が気になり、独断でこの元 大学講師の死の真相に迫ろうとするが――。

 1話以来の主人公は正しいのか?を問う回。1話では主人公大勝利だったのですが、今回は逆に大敗という回。シリーズを通しで観ていると、主人公が必ずしも正義でない事(平気で違法捜査やら冤罪やら起こしまくり)は分かっているし、逆にそこが良いと思って観続けてたりするので、また見込み(&思い込み)捜査で赤っ恥という回だなと思って観てたのですが、今回は主人公のせいで誰も救われない所か不幸になって終わるという完全悪役回で笑った&驚きました。

 今までもサブキャラとの対立構造で、主人公は正しいのか?問う要素はあったのですが、対立構造無しでシリーズ通してのテーマとして、この要素を盛り込むのは初めてかもしれません。私的には主人公は正義ではなく、趣味でやってる自覚がない時効警察、個人の知的好奇心を満たすだけに捜査してる人と見てたりします。この辺を今シーズン内で結論付ける事は無いと思いますが、うまい落としどころを見つけて欲しいとは思っています。(もういい加減、反省・成長しろよと、でも、それをやるとこのドラマつまらなくなりそう)

 しかし、話自体はいつも通りツッコミ所満載のアレな感じだったりのですが、それでもちゃんと面白く観れたのは脚本・演出の妙と思いました。特に「9割がた言ってる事は分かりませんが――、」は、主人公の性格をきっちり捉えた良い台詞だと思いました。(この台詞を言うキャラだからこその、今回の結末かと)


おまけ
 今回の真相シーンで蒲原刑事役の人が「何で俺たち寺にいんだよ、お〜いスタッフ&ベテラン勢、納得行く説明してくんね」という感じのアンニュイな表情で、何となくですが蒲原刑事役の人が、このドラマがアレなドラマだと気付きつつある気がします。



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賞を取った論文の載った学会誌。
論文が載ってる学会誌のわりに、えらい薄いなぁとか思った。
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掲載された論文。
上の画像の本より、厚くなっているような気が……。
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遺体の手の傷から検出された検査薬。
他殺を疑う主人公たちなんですが、観ていて「どうやってコレで殺すんだよ」というツッコミしかありませんでした。あと、密室だった件はガン無視。
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今週の鑑定。
やめてあげてぇ〜案件。
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今週の防犯カメラ。
安定の高画質&何処にでもある万能感。
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ガレキ運搬トラック。
それなりの速さで走ってるトラックの荷台に、注射器を投げてちゃんと荷台に落とすという荒業をやってのけたりします。(話の都合の前には全てが捻じ曲がります)






この空の果て
井上実優
ビクターエンタテインメント
2018-02-07