shakukyuu7


 マンガ 灼熱の卓球娘 7巻。第1部の最終巻。

 前巻からの続きとなる紅真深vsあがり戦の後半と、地区大会終了後のあがり・こより二人の誕生日の話までが描かれています。(24話〜28話まで)番外編として、こよりが世界大会で海外の強豪と試合する事となる「灼熱の世界卓球娘」を収録。

 とりあえず連載終了という事で、作者さん的には続けたい意向もあり第1部 完という形で終わっています。話のほうも地区大会終了という切りが良い所で終わり、都大会へという惹きを持たせた形を取っています。私的には全国に行く前くらいまで(連載を続けて)は見たかった所ですが、ちょうど切りの良い所で終わっていて、尻切れトンボ的な終わりにはなってなかったので、これはこれで不満は無い終わり方だと思います。

 紅真深VSあがり戦ですが、試合を通して成長したり分かり合える的なよくあるパターンの話ですが、試合をしてるキャラ2人以外も試合によって成長していくような描き方がされているのと、観戦してるチームメイトも試合に織り交ぜてちゃんと描くことで、読者をうまく試合に(n番目のチームメイトとして)惹き込んでいる所がうまい所かと。

 紅真深に関しては、一時的に闇落ち(&自己矛盾で)して自身を見失いかけるも、自身の闇と光・表と裏両面を肯定し受け入れる事で、真の自分の姿を理解し自身を取り戻すという通常パターンなら闇を否定するというパターンに落ち着く所を、全く別のパターンを取るという予想外の展開で面白ったです。

 私的にちょっと残念だったのは、主人公の一人であるこよりと、大物ぜんと登場した狐姫の試合がなかった事です。主人公と地区大会編のラスボスと言える二人の試合が無いというのは、連載終了というのも合わせて考えても無い選択かと思います。基本あがりが主役という判断で紅真深VSあがり戦を選択、こよりVS狐姫戦は2部への惹きという選択なのかもしれませんが、少し残念というか何かスッキリしない感じです。(そのスッキリしない引っ掛かりが、惹きというモノなんでしょうけど)

 ともあれ私的には熱くて面白いスポーツマンガで楽しませてもらったので、作者さんにはご苦労様の言葉と感謝しかありません。あと、2部と別タイトルの新作(そんな予定があるのか知らんけど)にも期待しております。