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 スペイン製映画。(RakutenTV無料映画枠で視聴)

 スペインへ出稼ぎにやって来たメキシコ女性マリア。異国で行き場を失った彼女は、偶然出会った男に宿を紹介されそこで生活する事に。行き場を失った者たちの吹き溜まりであるその場所で奇妙な人達との生活が続く中、彼女は過酷な過去と向き合う事になり救われて行く。

 かなり重めの話だったりするのですが、その辺を中盤までの軽いコメディ的な要素や主演女優に絶対そんな風には見えない女優を配する事で緩和していたりします。この辺は重い話は真面目に話せよという向きな人には向かないかと思いますが、私的には重い話が幾分軽くなって最後まで観られたので、そういう意味では良かったです。(スペイン映画なんで、ラテン系のノリという事で)

 ただ、思想的な違いや宗教観の違いで、色々と納得行かなかったりする部分が多々あり、この辺がネックになる人は多いだろうと思います。海外の映画なので考え方などの違いはあるだろうと、スルー出来る人なら問題なく観られるかと思いますが……。こういう部分があるためか、コメディ的要素はありつつ観終えた後に色々と胸にモヤモヤしたモノが残るという映画になっています。

 あと、基本説明的な台詞は極力排除してるのと、画で観て察して下さいという部分が多いので、何でもかんでも説明してくれないとダメという人にも向かない映画となっています。

 一見して終わりという映画ではなく、複数回観たり観た時の精神状態で色々と感想が変わって来そうな映画なのではないかという気がします。



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ギャングの人に「金やるからコレ持って行ってくれ」と頼まれた箱を空ける。
どう見ても麻薬ではないのですが、何故か主人公は麻薬と断定してトイレに流す事に――、
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実はギャングの抗争で死んだ人の遺灰だったというオチ。
主人公はトイレに流した事は、もちろんダンマリで去ります。
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スペインの空港で殺される主人公という夢。
てっきり夢では無くて、この後の話が死の間際に見た夢という話かと思ってたのですが、本当にただの夢だった。
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迎えも来なくて途方に暮れていると、都合よくオジサンが声をかけて来た。
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宿屋のオーナーの息子。
他人がいる時には出ないし、突然現れるわで容易に正体が分かるのですが、彼が主人公を救おうとする動機はイマイチ分からなかったです。(単なる救済者という位置づけにしては……)
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宿泊者の皆さんとの夕食。まともなヤツが一切いない。
なお、ほとんどの宿泊者がエロ電話サービスで稼いでたりします。
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コチラがそのエロ電話サービス中の、宿泊者の皆さん。
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オーナーの息子の人にお話しするだけの、いい仕事があるというので行ってみたら、天国と現世の間にあるカフェという風情の店だった。
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女装してる元判事の翻訳家の人に、女装の理由を聞く主人公。
この人の救済は死んで妻の元に行く事だったにしても、あの殺され方は無いんじゃないかと。
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調律師の人の編曲譜面をパクった指揮者のオッサンを、拉致る事にした変態宿泊者の皆さん。十字架に見えますが実は銃。
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帰国したいと願う主人公たちを救うべく、元判事の人が考えた法の抜け穴。軽犯罪で強制帰国作戦を実行中の主人公。
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指揮者を拉致って、演奏会で指揮する調律師の人。
このシーンですが10分以上あります。
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二人は幸せなキスをして終わり……。
「またこのパターンかよ!」というくらいの定番パターンですが、実は色々と「コレでいいのか」と思わざる得ないラストだったり。