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あらすじ
 オランダのサッカー代表ディアマンティーノは、ワールカップ決勝での失態を期に現役を引退。難民の子を養子にとって静かに暮らすはずだったが、国のプロパガンダやクローン兵士計画に利用されたり、資金洗浄の嫌疑をかけられ潜入捜査されたりと、次々と現実の世界に傷ついて行く。サッカーしか知らない彼は成す術もなく流されて行くしかなかったが、そんな彼が最後に見つけたモノは……。

感想とか
 フランス・オランダ・ブラジルの合作映画。

 とりあえず入れたい要素やエピソードを全部入れたら、収拾つかなくなったので最後は「愛」っていう事で、済まそうとしたものの更に収拾が着かなくなって終わった感じの映画。なので、ボーッと観てると訳が分からなくなる事請け合いだったりします。だからといって、真剣に観るほどのデキでもないのですが……。

 メインは、父の愛に育まれて一流サッカー選手になった世間知らずな主人公が、難民ボートとの遭遇を契機に、現実の世界に目を向け始めるも現実の世界は厳しく、純粋な彼を利用し傷つける。それに対し1人立ち向かおうとするが……。という話だと思うのですが、その辺もあって現実的な問題の、暗喩的なエピソードが色々盛られています。ただ、その辺をメインとして観るには、うまく処理しきれてないというか、他に色々と盛り過ぎて活きてなかったりしています。

 全体的な話の繋ぎもあまりうまくなく、散発的で1つ筋の通った話として観るには、デキが悪くショートストーリーの羅列のようになっています。この辺は繋ぎの演出が悪いのか脚本が悪いのかは不明なのですが、脚本が複数人で作られているところから推測するに、たぶん別個の脚本をただ繋いだだけなのではと思います。(ポルトガルの映画には、何故かこんな感じなのが多い(ただし、私が観たのはコメディが多め)ので、ポルトガル映画の特徴なのかもしれません)

 映像面はSF的な要素もあったりしますが、基本はストーリーメインの現代劇なので、そういうシーンはほとんどなく、普通にセットとロケで撮られているだけで特にコレといった見所もありません。主人公がゾーン状態に入って、サッカー場に犬が駆け回るシーンなどは、かなりアレな合成で作られていますが、ストーリーメインの映画なのでまぁ許せる範囲と言うか、逆に映画の雰囲気にあっている感じになっているので、問題ないかと思いました。

 全体的には非ハリウッド系の映画なので、ストーリーの進みや繋ぎが馴染めまなかったり、結局何を語りたいのかもイマイチ不鮮明で観終わってもモヤッと感が残る映画でしたが、何か社会問題とかポリティカルな要素もある(ただし、扱い方はフワッとした扱い)んで、そういうのが好きな人には良いのかもしれません。(のかな?)


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映画の冒頭、注意書きが各種詰め合わせで表示。
アチラの国でも色々と面倒な事になっているようです。
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主人公ディアマンティーノのゾーン状態。
雑な合成ですが、コレはコレで映画の雰囲気に合っていて良いのでは。
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主人公 ディアマンティーノ。
ワールドカップ決勝でPKを外した事で、国民に叩かれまくるわ、父は急死するわ、姉二人に勝手に金をマネロンされるわ、そのせいで警察に疑われるわ、国のプロパガンダに利用されるわ、クローン兵の素体にされるわ、クローン研究してる博士に両性具有にされるわと、ロクな目にあいません。
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ディアマンティーノの双子の姉。
とりあえず人を罵倒してるのが好きなのと、弟であるディアマンティーノに一生寄生する気満々。
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政府のエロじゃなく、エライ人。
ディアマンティーノのクローン兵を使って、強いポルトガルの復活を画策。
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養子にとった難民の男の子。(実は潜入捜査の女性刑事)
どう見ても成人女性なのですが、本編中は誰も気付きません。
同僚刑事とガチユリなのですが、主人公と生活するうちにノンケに。
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で、コチラがそのガチユリの同僚刑事。(潜入捜査時は、養子斡旋のシスター)
毎回スクーターに乗って現れるのが。何か笑える。
主人公に寝取られるのだが、本当に寝てる所(ただ、寝てるだけなんだけど)に現れる。
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クローン兵を政府に依頼され作るランボルギーニ博士。
なのですが、遺伝子操作による究極生命体を作る方に興味があって、勝手に主人公を両性具有に。たぶん、県立地球防衛軍の愛読者。
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主人公が稼いだ金を躊躇いなく、全額マネロンして着服する鬼姉。
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政府のプロパガンダCMに出る主人公。
本人は何かの商品のCMだと思っている。