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 原作マンガありのキャンプを題材にしたハウツーアニメ。(表向きは)

 放送前の公式サイトなどでの情報で、音楽が立山秋航氏だったのと「つうかあ」の一部スタッフが関与している事が分かったので、観てみようと放送前から録画リストに入っていたのが本作。(あと、監督が初監督の人というのも多少興味があったり)

 本編は11月初旬から12月25日までという短い期間を12話で描いています。話的にはなでしことリンの出会いから、メインキャラ5人がクリスマスキャンプをするまで。

 表向きはキャンプのハウツーアニメですが、実際はガールミーツガールといった趣の内容で、偶然の出会いから始まる心の成長物語だったりします。主人公なでしことの出会いを通して、他のメインキャラ4人が徐々にゆっくり交流を深めて行くのですが、なでしこ自身も4人との出会いと交流の中で、キャンプのハウツーだけではないモノを得て成長する姿を描いています。描き方もじっくり1話1話積み上げて行き12話かけて丹念に描いて行くという形を取っており、私的にはとても好感が持てました。(大風呂敷広げずに、12話で出来る事をじっくり描いて行くというのが好きなので)

 また現代が舞台という事もあって、スマフォやSNSというモノが出て来るのですが、この辺の道具をうまく話や演出に取り入れていました。特に違う場所にいながら、同じ感情を同時間にリアルタイムで共有するという件は、スマフォやSNSが無ければ出来ない話・演出だったと思います。原作マンガありなので、この辺は原作マンガの評価点とも言えるのですが、その辺を差し引いてもアニメにうまく落とし込まれていたと思います。

 見始めた時は、私的には「コレは当たりだな」と思っていたのですが、逆に「これだけゆっくりした展開だと、一般にウケるのか?」という不安もあったりしました。というのは、昨今は「分かり易く」を言い訳に直情的にクルクル心象が変わるアニメが増えて来て、またそれが評価されてたりして(題材や内容でそれが良い場合もありますが)、実際観る側の質も変わって来ていて、本作のようなアニメは正当な評価を受けないのかもと思っていたからです。まぁ実際はそんな不安は全く杞憂だったので、良かった良かったという感じです。

 今年の1月開始で私的に鑑賞したアニメの中では、一番ちゃんとした作りのアニメでした。実のところ最近は私的にアニメの視聴数も減ってたり、ソリや趣向の合わないアニメも増えて来てる中で、本作に出会えたことを深く感謝してたりします。


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本作の主人公 各務原なでしこ。
ハウツーもの定番の、視聴者目線の初心者キャラ。
ある種12話Cパートからが、彼女の主人公としての始まりになっており、この辺は原作マンガへの誘導、あるかもしれないシーズン2への惹きとなっているかと。
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12話Cパートより。
1話でリンのように、自転車でソロキャンプに向かうなでしこ。
1話とのリンクであり、ここからなでしこの話が始まるという、原作マンガ(あるいはアニメ2期)への惹きにもなっています。
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本作の実質主人公 志摩リン。
ソロキャンプ好きで人と交流するのが苦手な彼女が、出会いを通して変わって行く姿・成長を12話かけて描いているのが本作。
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キャンプに誘われるも、如実に嫌そうな顔をするリン。
つまりはこういう顔をせず一緒に行くか、やんわり断れるようになるまでのアニメなのが本作。
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12話Cパートのリン。
それぞれソロキャンに来た二人が、偶然に出会うという新しい形を見せて本作は終わります。
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大垣千明 野クル(野外活動サークル)部員。
本作のボケ&にぎやかし担当。
酒屋の店員としてバイト中。
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露天風呂堪能中の千明。
メガネを外すとこんな感じに。
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犬山あおい 野クル部員。
本作のツッコミ担当兼でかい要員。
スーパーのレジでバイト中。
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でかい要員なので、でかいです。
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レジバイト中のあおい。
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斉藤恵那 帰宅部。
野クルとリンを繋ぐ役回り。
呼称が各キャラで「斉藤」、「恵那ちゃん」、「斉藤さん」と違う事で、そのキャラとの距離感が出ています。
あまり出番のないキャラでしたが、印象に残るように1話アバンでやたら「斉藤さん」と言われてたりします。
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リンの髪を面白アレンジする斉藤さん。
ただの面白シーンですが、実はキャラを印象付けるシーンだったり。
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なでしこの姉。
前半は足の無いなでしこの足代わりとして頻繁に登場するも、徐々に出番がなくなります。
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なでしこ姉のうまいモノを食べてる時の顔。
この後の台詞から、味や食感だけでレシピを当てようとしてる模様。
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産休代行教師 鳥羽先生。
なし崩し的に野クルの顧問に。
通常時はこんな感じですが――、
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実はただの酒飲みだったりします。
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リンの祖父。
リンのソロキャンの師匠ともいえる人。出番は少ないモノの印象には残るキャラ。
何となく世界を売った男っぽい、声と雰囲気だったりします。
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野クル部室での3人。
正規の部でないため元用具置き場を使用。
この狭い部室も、変なアングルの画で見せたり、色々と効果的に使われていたりします。
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本作名シーンの一つ。(私的に)
違う場所にいながら、想いを共有して心を繋げて行くシーン。
変に気の利いた台詞を入れたりしてないのも良。
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鳥羽先生の正体に気付くシーケンス。
ちゃんと前振りを入れつつ、オトして行くスタイル。
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冬のキャンプなので、こういったゆるい面白を入れつつ展開。
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架空の銘菓しまりんだんご。
サントラにちゃんとCMソングが収録されてたりします。
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12話ラストカット。
ハウツーものなので、こういう注意書きが毎回出るのですが、最終話らしく1人1人増えて行くという演出がされています。
そして千明は最後の最後まで、ボケ役なのでお笑い要員。







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