imoimo-004


 2018年秋開始のライトノベル原作のアニメ化作。正式ナタイトルは「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」(長いのでは記事タイトルは略称を使用)

 放送前から宣材で公開されてる公式絵が、何か適当に作った感がありまくりで「コイツは来るな」と直感したのでAT-Xで放送されるや即見たのですが、第1話終盤にて上の画像のシーンを見て「やっぱ来たな」と思ったので全話視聴決定したのが本作。(ちなみに近所のアニヲタさん達に話したところ、「絶対ダメでしょコレは!」とツッコミまくられましたが……)

 その後も話数を重ねる度にアレな感じを強めて行き、お約束の放送を落として再放送までキッチリ守るというアレなアニメとしては安定(ただし、作画は不安定)した路線をひた走って終わってくれました。

 とにもかくにも1コマ単位で面白が用意されてるので、一瞬どころかコマ単位で目が離せないうえ、何度見ても新面白要素を発見できるなど、画を魅せるアニメとしてはある意味正解なんじゃないかと勘違いしてしまいそうなほどでした。(冷静に考えると完全に間違ってるんですが……)

 表向き作画がアレという事で話題になってる本作ですが、ただ立ち上がるだけの効果音が「ゴォォォー」というもの凄い音だったり、台詞を間違えていても録り直してなかったり、やたら横画面が多かったり、逆再生動画があったりと多方面に面白が内包されています。

 話としては、原作未読なので原作モノとしてのデキが良いのか悪いのかは分かりませんが、10話の尺の中で色んな出来事の中で主人公が自分を認めるに至る成長(ただし、変態としてだけど)を描いていて、話も一区切りという所でちゃんと終わらせていたので、適当に終わらせて「続きは原作で」的なモノが多いなか、頑張っていたほうかと思います。
 それと、各キャラの立ち位置や魅せ方もそんなに悪くはないと思いました。いわゆる空気になるサブキャラがなく、ちゃんと印象に残る感じには描かれていたと思います。それでいて主人公とその妹(ヒロイン)が主軸という部分は、しっかり堅持されていたのも評価ポイントかと。(原作のデキが良いだけなのかもしれませんが)

 プロデュースサイド・製作委員会サイドとしては、悪評も好評のうちとか放送・配信は円盤のプロモという事なのかもしれませんが、業界最速のコンテマン・業界の吉野家(安い・早い・うまい)と言われる小寺氏を複数回絵コンテとして起用して、これというのはさすがにどうなんだろうという気もします。(私的には週一放送でアニメやってるとか奇跡とか思ってるし、自分自身絵がうまく描けるわけではないので、話が面白ければ良いという人だったりします)

 私的には2018秋アニメで一番楽しめたアニメだったし、前述のように話のほうはそれなりに頑張っては(アラを探せば色々あるけど)いたし、画的にもアレな方向で楽しめたので、楽しめたという点では良作だったと思います。

 ともあれ、本作のアニメ製作スタジオと監督には、コレにめげずに次回作あたりで汚名を返上して欲しい所です。(作画畑の人が起こしたスタジオが、作画で叩かれるのは、かなり辛かったのでは……)



imoimo-008
 永見 祐 (本作の主人公)
 妹の代わりとしてラノベ作家の代役に。なんですが、途中からその辺はどうでも良くなっていくというお約束展開。
 本人自体は万年1次選考落ちの人なんですが、何故か他人の原稿を「構成が―」とか言って批評(ただし、その批評眼は自分の原稿には活かさない)したり、一部記憶が飛んでたり本編で何の説明もなく終わる記憶を持ってたりする面白主人公。
imoimo-010
作画の中には、目じりをどうしても上げたい画風の人がいるようで……。
そういう画風です、画風って事にしましょうよ。
imoimo-016
永見涼花 (本作のヒロイン 主人公の妹)
主人公の独白によれば、勉強も運動も何でもできてカリスマ性もある、パーフェクトジオングみたいな妹という事だったのですが、実際はポンコツ変態妹。
最終話で実は受験生だった事と、勉強ができるはずなのに主人公と同じ安そうな高校に進学という謎の進学コースを選択。
imoimo-004
1話からコレ(通称スフィンクス)をぶっ込んでくるあたり、ただのアニメではありません。
imoimo-009
急にガタイがデカくなったりする時も。
コレもこのアニメの面白要素。
imoimo-017
素材に使えそうなシーンは、何故か作画が良かったりします。
imoimo-030
ロックマン走りをする妹。
手と足だけを4枚使って動かしてるだけというか、動いてないというシーン。
imoimo-005
氷室 舞 焔龍焔(本作のポンコツ枠)
主人公の同級生で人気ラノベ作家という、ご都合設定満載キャラ。
最初は主人公のファン&ライバルを名乗るも、最終的には主人公にとっての自分を見失ってしまうという面白キャラ。(2期があった場合の保険枠かと)
「天の穢れを祓え!」と呪文詠唱して、地面に攻撃するという「飛龍の拳」(キックじゃん)みたいな面白ラノベを書いて人気だったりします。
声は小倉唯。本作中「毒牙(ドクガ)」を「ドクバ」と言ったりしています。(別の回ではちゃんと「ドクガ」と言ってるので、間違えたのをそのまま使用されたかと)
私的にはこのキャラの声のほうが、小倉唯というとデフォルトだったりします。逆に「ヤマノススメ」のここなの声とか聴くと違和感ありまくりだったり。
imoimo-026
たまに良い作画になる事もあれば――、
imoimo-028
こんな時も……、というかだいたいはこんな感じ。
これはクーデレ妹を演じて、感情を殺してる顔だと思って下さい。
imoimo-006
アヘ顔Wピース先生 (本作のド変態枠)
本作では本名を聞く・名乗るのはご法度らしく誰も本名を聞かず、このキャラ名で押し通しています。本人によれば「アヘ顔」が名前の本体らしい。
変態エロ絵が好きで4年で人気イラストレーターになったという努力家で、性格が良い人だったりします。
imoimo-021
部屋着のアヘ顔先生。(横画面なのは、このアニメ特有の謎画面のせいです)
ちなみに自室は女の子らしいピンク(ここでのピンクは色ではなく、エロ方面を現すピンク)の部屋だったりします。
imoimo-012
チョコバナナを食べるアヘ顔先生。
imoimo-029
チュロスを食べるアヘ顔先生。
imoimo-007
水無月 桜 (本作の後半話を回す枠)
主人公(の妹)が書いた小説のファンで人気声優という、そんなの都合の良いヤツいるか〜いというキャラ。
 声はシャッチョーさんこと荒浪和沙社長。社長が出ているせいかモブやらメインやら問わずに、同事務所や関連の声優が本作には出ていたり。社長頑張ってますな。
imoimo-024
いわるゆサービスシーンになるはずのシーンなのですが、この横画面以外はアレな作画なんで、別にどうでもいいシーンになってしまっています。
ちなみに、このキャラは見せ場が後半に偏っているので、残念な事に見せ場がほぼ残念作画になっていたりします。
imoimo-015
神坂春菜 (本作のツンデレゆり枠)
中盤から登場、ゲストキャラと思わせて何故かレギュラー枠に昇格。
ただし、話数が少ないため見せ場が無いまま終了。
imoimo-022
神坂秋乃 (本作のM枠)
こちらも中盤から登場して、レギュラー枠に昇格。
見せ場は少ないものの、マジキチ変態発言多めで目立つキャラとなっています。
声は声優じゃアイドルじゃ、いやアイドル声優じゃでお馴染みの中島優衣。私的には洋画吹き替えのほうの声優も、やってくれないものかと思ってたりするんですが……。
imoimo-014
imoimo-020
江坂さん (本作の次回予告枠)
主人公のバイト先の書店の娘。アヘ顔先生のファンだったりと面白要素を多分に含みつつも本編に絡むことはなく、次回予告代わりのトークコーナー要員だったり。
もう少し尺があれば、本編に絡んで欲しかったなという気がします。
imoimo-003
篠崎麗華 (本作のエロ編集者枠)
担当編集者の人。初の担当で色々優秀だったりするのですが、何分エロ変態なのでおかしな事になったりも。(業務的には有能な人の模様)
なお、アヘ顔wピース先生の事を本人の意見を尊重して「アヘ顔先生」と呼ぶただ一人の人だったりします。
imoimo-013
imoimo-025
巨大ゼミとスズメ。
こういう画が来ると、直後に物凄い作画をぶっ放して来るという警報用を兼ねています。
imoimo-027
遊園地のホラーハウス。
民家じゃないかと言われればぐぅの音も出ませんが、そこはそれ「いもいも」だしという事で、前後の流れからホラーハウスと理解して下さい。
つまりは、このアニメは一部分を切り取って見ても理解できないという事ですよ。
imoimo-019
6話EDより。伝説の原画マン「正直困太」さんが誕生する事態に。
imoimo-002
10話EDより。原画スタッフにメルヘン・メドヘンの人やら、ベテランの人がクレジットされてますが、同姓同名の別人って事にしておきましょう。
imoimo-018
たぶん、このアニメの製作現場は、この一言で表されるのではないでしょうか。
imoimo-011
OPより。こんなアニメですが、監督の名前がカッコ良くクレジット。
「その意気やヨシ」という感じですが、たぶん作った時にはこんな事になるとは思わなかったんだろうなと。円盤での修正と次回作に期待しております。(いや、マジで)